デジタル世界の古代壁画から蘇ったデジタルバグ(昆虫)たち。彼らが繰り広げる壮絶なレースバトル。なぜバグたちは戦い続けるのか?一体何を私達に伝えたいのか?壮大なドラマが、今始まる。
神がこの世をプログラミングしたのならば、その世界に生きる者の目的はただ一つ。「神のプログラムを解読せよ」。その手段としての「知の構築」。
そのために我々にできることは「生存」すること。そのアルゴリズムは「競争」である。
なぜ、バグたちは蘇ったのか?人類は彼らから何を学ぶのか?この物語はまだ始まり以前である。
とある極寒の極地。激しいブリザード。凍り付いた丘に微かな裂け目がある。覗いてみるとその裂け目の奥はかなり広く、奥深くへと繋がっているようだ。一歩中へ足を踏み入れると風が遮られる分、幾分か寒さが和らぐ。手元のライトで壁を照らし奥へと進む。そして、その壁画は発見された。
その壁画は、何やらもぞもぞ動いている。
壁画が喋った。
「腹減った」
その声の主はバルバロッサだ。
「うーん。俺も!起きるべ!」
バルバロッサの声に反応したのは、ガッジーニである。
次々と起きだすバグたち。
彼らはなぜ目覚めたのか?
・・・腹が減ったからである。
こんにちは。ここからはBUTTERFLY サーキットから中継致します。
さあ、いよいよですね。山根さん。
そうですね。楽しみですね。
リポーターの亜美ちゃんも宜しくお願いします。
はーい♪宜しくお願いしま~す♪
それではデモレース、スタートです!
前半戦
後半戦
いやー、凄かったですねー!これは、開幕戦が非常に楽しみになってまいりましたねー。
そうですねー。期待したいところです。
さて結果のデータを見ていきましょう。
データを見ると、前半は⑪SYR、中盤は⑭BLG、そして後半は⑫OIMと、下位ランカーが頑張っていた印象が強いのですが、どうでしょうか?山根さん?
そうですね。ランクもそうですが、やはりゾーンに適した選手、つまりAゾーンではAタイプ、BゾーンではBタイプが伸ばしてきてますね。Dゾーンではやはり⑫OIM選手が伸ばしています。
なるほど。そして2度のブーストゾーンで伸ばしてきたのは、やはり上位ランカー①BLB選手ですね。最後の最後までもつれこんで最終的には、僅か1ポイント差で⑫OIM選手の逃げ切りとなりました。
そうですね。シーズンⅠが始まると長丁場になります。下位ランカーがどこまで食い込んでくるのか?非常に楽しみです。
それでは、順位表を見てみましょう。
デモレースはこのような結果になりましたが、シーズンⅠの開幕が非常に楽しみです。
そうですね。
それでは、開幕戦でお会いしましょう。さようなら。